朝ドラ『ばけばけ』で、ついに浮上したなみ(さとうほなみ)の身請け話。
SNSでは、かねてより気にかけていた視聴者からは安堵の声が上がる一方で、当のなみがどこか浮かない表情をしているのが気になりますよね。
自由になれるはずなのになぜ答えに窮していたのか。
実は、明治時代の身請けは、現代の私たちが想像するようなハッピーエンドとは少し違うようです。
今回は、身請けにかかる驚愕の値段と、なみがためらった「本当の理由」について徹底解説します。
そもそも「身請け」とは?
身請けとは、
です。
現代の感覚ではハッピーエンドに見える身請けですが、当時は借金(前借金)による身体の拘束というシビアな側面もありました。
自分の意思で仕事を選べず、多額の金銭で身柄を移されるこの仕組みは、今の価値観で見れば非常に残酷なものです。
なみが自由を目の前にしてどこか冷めた表情をしていたのは、自分という存在がお金で動かされている現実を、誰よりも理解していたからかもしれません。
身請けの値段はいくら?「20円」どころじゃない!?
以前、ヘブン先生(トミー・バストウ)の女中として働いていたおトキちゃんの給料が月20円という、破格の条件で話題になりました。
しかし、なみのような遊女を身請けするには、その何十倍、何百倍ものお金が必要なようです!
令和の価値に換算すると…?
明治23年(1890年)頃の1円は、現在の約2万〜4万円に相当すると言われています。
- 一般的な身請け相場: 数百円〜
- 現代の価値に直すと: 約1,000万円 以上!
ヘブン先生の月給100円(現代で200万〜400万円相当)を全額貯めても、何年もかかるような金額です。
なみを身請けしようとしている人物は、とてつもない財力を持っていることがわかります。
なぜなみは身請けをためらうのか?
自由の身になれるはずなのに、なみが浮かない表情をしている理由。
それは、明治時代という激動の時代ならではの格差と不安があるからではないでしょうか。
自由よりも隷属への恐怖
身請けされるということは、店(遊郭)という組織から、今度は身請けした個人の所有物になることを意味します。
相手がどんな人物か、本当になみを大切にしてくれるのか。
その不透明さが、なみを不安にさせているのかもしれません。

妻として身請けする人もいましたが、多くは女中や妾として囲うことが多かったようです。
親友たちとの格差
なみには、対照的な友人、おさわちゃんとおトキちゃんがいます。
- さわ(円井わん): 月給4円で貧窮しながらも、自分の足で立ち、小学校教師として生きている。
- トキ(高石あかり): ヘブン先生に愛され、対等なパートナーとして歩もうとしている。
誰よりも情報を持ち、時代の先を読んでいたなみだからこそ、お金で解決される人生に、言いようのない虚しさを感じているのではないでしょうか。



おさわちゃんは劇中で「正規ではないから」と、その不安定な立場を吐露していましたが、それでも「自分の力で稼いで生きる」というプライドを持っています。
誰よりも情報を持ち、時代の先を読んでいたなみだからこそ、多額のお金で解決される自分の人生に、言いようのない虚しさを感じていたのではないでしょうか。
まとめ
今回は、なみ(さとうほなみ)の身請けにまつわるお金と、彼女の複雑な心境について考察しました。
- 身請けの正体: 借金の肩代わり。自由の裏には、新たな「縛り」が待っていることも。
- 驚きの値段: 現代価値で1,000万円以上という超高額。
- ためらう理由: 自立して生きるおさわとの格差や、所有物とされることへの不安。
なみが、トキやおさわと本当の意味で対等に笑い合える日は来るのでしょうか。
ドラマ『ばけばけ』では、単なる恋愛模様だけでなく、明治の女性たちの自立と苦悩という深いテーマが丁寧に描かれていることが伝わってきます。
明日からの放送も、なみちゃんの決断をしっかりと見守りたいと思います!











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