今週の金曜ロードショーでディズニー映画『ウィッシュ』が地上波初放送されることをきっかけに、SNSでは再び大きな話題となっています。
Xでは、
- マグぴが可愛い!
- ウィッシュ大好き!
- マグニフィコが悪者扱いされる理由に納得いかない
- アーシャのほうがヴィラン(悪役)では?
- 脚本と映像にずっと不満を言えるレベルで微妙
- 色々言われてたから逆に見るの楽しみ
など、放送前にもかかわらず賛否両論が加速中。
なぜ、ここまでディズニー映画『ウィッシュ』は賛否両論で分かれるのか?
その理由をネタバレ最小限でわかりやすくまとめます。
- ディズニーのウィッシュの評価 賛否両論の理由
- 否定派の意見
- マグニフィコ王はヴィランなの?
- ストーリーの説得性
- 手書き風の映像にもやもや
- 肯定派の意見
- 歌が良い!
- 過去作のオマージュが最高
- メッセージ性がわかりやすい
- 否定派の意見
ディズニーウィッシュの評価 否定派の意見
『ウィッシュ』はディズニー100周年記念作品として期待値が非常に高かったぶん、批判の声も目立ちやすい映画となりました。
特にSNSでは、次の3つのポイントが賛否両論を分けたと言えるでしょう。
マグニフィコ王が悪者扱いされる理由に納得いかない
ウィッシュ最大の議論ポイントは、「マグニフィコ王はヴィラン(悪役)なのか?!」
これに対して、SNSでも「マグニフィコ擁護」が生まれるほど。
- マグニフィコは願いを預かる王として国を守ってきた存在
- 危険な願いは叶えず、国民を悲しみから守っている
- 突然、悪の権化のように扱われる流れが唐突
- 動機づけが弱く、説得力がない
という意見が多く、

マグニフィコ王の『皆の願いを守る』という初期の理念自体は間違っておらず、むしろアーシャの行動の方が無責任に見える
という逆転現象まで起きています。
従来の明確な「悪」ではなく、王なりの正義が描かれているため、悪役としての魅力が薄いと感じる視聴者が多かったようです。
ストーリーの説得力のなさ
物語の運び方についても、評価が大きく分かれるポイントです。
『ウィッシュ』はシンプルな王道ストーリーですが、その一方で
- 全体を見ると良いけど細かいところに整合性と説得力にかける
- 国王の責任として守るフィコのストーリーにもっとインパクトが欲しい
- アーシャが反乱する説得力が薄い
といった声が目立ちます。
例えば、王が願いを奪うシーンや悪に染まる過程の描写不足から



なんで急にこうなるの…?



理由づけが薄くてついていけない
という指摘が多く見られます。
前述した「マグニフィコ王が悪者扱いされる理由に納得いかない」理由についてもつながる点です。
映像やアニメーション表現にモヤモヤ
アニメーションについても賛否が分かれるポイントです。
『ウィッシュ』は手描き風とCGを融合した独特のビジュアルですが、
- アニメーションが安っぽすぎる
- 水彩画のメリットが出ていない
- 動きが軽すぎる
などの指摘があります。



皆さんはどう感じましたか?
ディズニーウィッシュの評価 肯定派の意見
酷評が目立つ一方で、支持の声も同じくらいあります。
ウィッシュはとにかく歌がいい!
肯定的な意見の中で最も評価されていたのが「歌」。
実は、否定派でも歌は良かったと認めるほどとなれば確かですね!



ウィッシュのアーシャの歌大好きで涙が出ました
※アーシャの歌とは、~この願い~ こちらからです。



アーシャの声と歌が強い



曲が良い!特に『~この願い~』



『この願い 今日よりもっと輝く』この歌詞が最高



歌とマグぴ(マグニフィコ王)のキャラだけで鑑賞料の元取れたと思ってる
という推しポイントも確実に存在し、歌に対する好評価はとても多いです。
生田絵梨花さんと福山雅治さんが歌われているのも大きいですね!
ウィッシュのサウンドトラックの一部はこちら。
オマージュについてファンサービスが最高!
長年のディズニーファンは、映画に散りばめられた「隠れミッキー」のようなオマージュを見つけるのも楽しみの一つです。
ウイッシュでは、
- 主人公アーシャの友人の名前が、過去のディズニープリンセスと似ている
(アーシャの7人の親友は、白雪姫の7人の小人たちをモチーフにした頭文字)- ダリア (Dahlia)-先生 (Doc)
- ガボ (Gabo)-ごきげん (Grumpy)
- ハル (Hal)-ハッピー (Happy)
- サイモン (Simon)-ねぼすけ (Sleepy)
- サフィ (Safi)-くしゃみ (Sneezy)
- バジーマ (Bazeema)-てれすけ (Bashful)
- ダリオ (Dario)-おとぼけ (Dopey)
- ヤギのヴァレンティノが魔法で言葉を話せるようになる演出
- ピノキオのジミニークリケット
- バンビのとんすけ
- リトル・マーメイドのセバスチャンやフランダー
- 劇中に登場する泡や魔法の表現が、過去の特定のシーンと同じデザインで描かれている
参照:usatoday
などが挙げられます。
映画の監督曰く、なんと『ウィッシュ』には100ヵ所以上の過去作のオマージュが存在するそうですよ!



過去作のオマージュを見つけるのも楽しいですね!
「願いは自分で叶える」メッセージ性に共感!
これまでのディズニー作品は、「誰かが助けてくれる」「願いを叶えてくれる」という、どちらかと言えば 受け身の夢 が描かれることが多くありました。
それに対して『ウィッシュ』は、
自分の願いは自分の力で少しずつかなえていく
という、今の時代に寄り添った前向きなメッセージが強く表現されています。
「願うだけ」から「行動する」へ
アーシャは星(スター)の助けを借りつつも、最終的には自らの意思で立ち上がり仲間たちと協力して困難に立ち向かいます。
「夢があるならば、それはしっかりと口に出そう」というメッセージを込めたと、ウィッシュのプロデューサーが話していた通り、願いを明確にして行動を起こすことの重要性が強調されています。
その点に共感した人が多いです。
「夢があるならば、それはしっかりと口に出そう」というメッセージも込めた。
https://news.livedoor.com/article/detail/25546235/
もちろん夢を実行するのは自分自身ですが、言葉に出すことで有言実行につながる。
その夢を聞いた人たちが応援してくれる。
他の人を巻き込むことの大切さを伝えたかった。
『ウィッシュ』プロデューサー:ピーター・デル・ヴェッコ氏
マグニフィコ王の「支配」
王は国民の「願い」を預かり、叶えるかどうかを判断しする、これは
自分の夢や希望を他人に委ねてはいけない
というメッセージとして捉えた人も。
「協力」という現代的な価値観
アーシャは七人の親友たち(セブン・ティーンズ)や国民を巻き込んで
自分たちの願いを取り戻す
ために力を合わせます。
その、行動の連鎖やチームワークによって協力し合う姿、「一人では敵わない大きな壁も、仲間と一緒なら乗り越えられる」という普遍的でポジティブなメッセージとして物語が進みます。
『星に願う』だけでなく『行動する』ことが大切だというメッセージに対して、アーシャを通して勇気づけられたという声が多く寄せられ、また、大好きな映画になったという声も!
まとめ
100周年記念作品の『ウィッシュ』は、ディズニーからの「ファンへのラブレター」のような作品です。
そのため、見方によって評価が真っ二つに割れたと言えるでしょう。
- ラブレターだと理解して読んだ人 → 感動して高く評価。
- 革新的な映像や物語を期待して読んだ人 → 過去作の引用ばかりで評価が厳しくなった。
良し悪しがはっきり分かれるため、金曜ロードショーの放送後に再び議論が盛り上がる可能性は高そうですね!




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