【ばけばけ】明治時代の新聞の値段はいくら?教師のおさわの給料は4円で切ない格差

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【ばけばけ】明治時代の新聞の値段はいくら?教師のおさわの給料は4円で切ない格差
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朝ドラ『ばけばけ』第77話では、またしても、おトキちゃんとの格差にやるせない気持ちになるおさわちゃんに胸が痛くなった人は多いのではないでしょうか。

新聞記者・梶谷(岩崎う大)が書いたヘブンたちの記事が飛ぶように売れる一方で、天国町に住む親友のおさわ(円井わん)はその事実を知りません。

遊郭で新聞を読んでいたなみ(さとうほなみ)から記事の内容を知らされるものの、未だ新聞すら買えない自分の貧しさを突きつけられ、最後は逃げるように仕事場へ駆けていくおさわちゃん。

多くの人が切なくなったシーンだったのではないでしょうか。

先生をしているおさわが、なぜ新聞を買えないのが気になり調べてみると、明治時代の新聞は、現代のように気軽に買えるものではなく、庶民にとっては手が出しづらい高級品だったことが分かりました。

今回は、ドラマの舞台である明治23年(1890年)頃の新聞の値段を、現在の価値に換算して解説します。

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目次

明治23年の新聞は1銭〜2銭(1部)だった!

【ばけばけ】明治時代の新聞の値段はいくら?教師のおさわの給料は4円で切ない格差

当時の新聞(小新聞/ゴシップやニュース中心のもの)の値段は、

1部あたり1銭〜2銭程度

でした。

たったの1銭?と思うかもしれませんが、以前の記事で解説した通り、この時代の通貨価値は現代とは桁違いです。

令和の価値に換算すると…?

以前、ヘブン先生の給料で算出した明治の1円 ≒ 令和の2万〜4万円という基準(※)を使って計算してみましょう。

(※1銭は、1円の100分の1です)

  • 1銭 ≒ 現在の 200円〜400円
  • 2銭 ≒ 現在の 400円〜800円

つまり、当時の新聞1部は、現代で言うとスタバのコーヒー1杯や少し高めの週刊誌くらいの感覚だったのです。

今の新聞(コンビニで160円〜180円)と比べると、2倍〜4倍ほど割高だったことが分かります。

全く手が出せないわけではない金額でも、庶民にとっては常時買うものではないことはわかりますね。

ヘブン先生の給料についてはこちらの記事から

教師のおさわの月給は4円!今なら8万円?!

以前放送されたドラマの中で判明した、おさわの月給は4円でした。

現代の感覚だと「たった4円?」と思ってしまいますが、明治の1円≒令和の2万円で換算すると

4円 × 20,000円 = 月収 80,000円

なんと、現代の価値で言うと月収約8万円

  • もし毎日買ったら… 400円 × 30日 = 12,000円 (月収8万円の**約15%**が消える!)

当時の女性教師(訓導)はあこがれの職業でしたが、実際の待遇は非常に厳しく、まさにワーキングプアの状態だったことが分かります。

ここから家賃、食費、着物の手入れ代などを引くと、手元に残るお金はほとんどなかったはずです。

当時のしじみ1合(おかず1回分)が約2銭

貧しい長屋暮らしのおさわにとって、新聞1部を買うお金は、家族の夕食のおかず1回分と全く同じ価値があったのです。

月収の1割以上を新聞代に使うなんて、生活ギリギリのおさわには到底できませんよね。

知識があり、誰よりも世の中のことを知りたいはずの教師が、お金のために情報を諦めなければならない。
おさわの悲しい表情と駆けていく後ろ姿が切なくて、見ながら涙が出そうでした。

遊郭で働くなみが新聞を読めた理由

一方で、遊郭に身を置くなみ(さとうほなみ)が新聞を読んでいたのはなぜでしょうか?

遊郭は、当時のお金持ちや知識人たちが集まる社交場でもありました。

客へのサービスや話題作りのために、店側が新聞を定期購読してロビーや待合室に置いておくのは当たり前のこと。

  • おさわ(教師): 自由な身だが、お金がなく情報にアクセスできない。
  • なみ(遊郭): 不自由な身だが、皮肉にも情報が集まる場所にいる。

この対比が、明治という時代の光と影を強烈に表していましたね。

梶谷の記事がどんなに残酷でも、それを読んで世の中の流れを知ることができるのは、皮肉にもお金のある場所にいる人たちだけだったのです。

それに引き換え、現代は多くの人がいろんな手段で気軽に情報を得られる時代になりましたね。

梶谷の記事がバカ売れした理由

1部数百円もする高価な新聞ですが、劇中では飛ぶように売れたと言ってました。

これは、当時の小新聞(こしんぶん)というメディアの特性が関係しています。

  • 大新聞(だいしんぶん): 政治や難しい論説が中心(漢字が多い)
  • 小新聞(こしんぶん): 市井の事件、心中、ゴシップが中心(総ふりがな付き)

梶谷が書いているのは、おそらく後者の小新聞タイプ。

娯楽が少なかった時代、ヘブン先生という謎の外国人と、地元の娘・トキの生活を暴く記事は、庶民にとってお金を出してでも読みたい極上のエンタメだったのかもしれません。

悔しいですが、梶谷はそこを突くのが天才的に上手かったということですね。

まとめ

今回は、朝ドラ『ばけばけ』で描かれた新聞格差について解説しました。

  • 教師・おさわの給料: 4円(現在の約8万円相当)
  • 新聞の値段: 2銭(現在の約400円相当)
  • 残酷な現実: 月収8万のおさわにとって、新聞は高嶺の花。一方、遊郭で働くなみは店の新聞で情報を得ていた。

先生と呼ばれていても、新聞一つ自由に買えないおさわの困窮ぶり。

今後、この経済的な苦しさからおさわとなみが、どのようにして切り抜けていくのか気になります。

明治時代の20円がどれだけ大金だったかを知るとよりドラマが楽しめます!

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